作家 井沢元彦氏と鍋囲む  (平成16年1月29日)
 作家の井沢元彦氏が雑誌の取材「松江城特集」のため島根に来県された。井沢元彦氏と鴨鍋を囲みながら、今日の日本的症状の処方箋(朝日新聞とは、反日ジャーナリストTT氏の問題、愛国心とファシズムの違い)などについて語りあった。
 私自身は小学館の雑誌「サピオ」の連載や、1993年に小学館から発売された『「言霊の国」解体新書』などを通じて井沢元彦氏の書いたものには触れていたが、お会いするのは初めてであった。(『「言霊の国」解体新書』にミーハー気分でサインをしてもらいました)
 井沢元彦氏の来県の目的が松江城の取材ということだったので、私の趣味が城(城郭めぐり)で大学時代の夏休みに日本全国を旅して城めぐりをした時の話や、「私の好きなお城は長野の松本城、愛知の犬山城、滋賀の彦根城、地元の松江城。出来れば織田信長が築城した安土城を再建して欲しい」などの話をしながら楽しい時間を過ごした。
 暖かいお鍋とお酒でお腹もいっぱいになった後、場所を変え軽く二次会をするつもりが、遅い時間までお付き合いを頂いた。本当にありがとうございました。
(問題提起を一つ)
 本日、島根県大社町に建設される「歴史民族博物舘」(総事業費126億円)の起工式が行われた。「歴史民族博物館」に関しては島根県の厳しい財政事情(県の借金は既に1兆円に迫る状態)の中、建設の賛否が分かれる中での起工式となった。
 県の試算では完成後、入館料等の収入が約1億円あるといっているが、年間運営費が約5億円もかかる(差し引き、4億円の赤字、税金の垂れ流し)という施設を今、私たちの税金で財政的に無理をしてまで造る必要があるのか。
 島根県に限らず、全国にはハコモノ施設が乱立し、各自治体の負担が増えているのは、ご承知のことと思います。
 財政的に余裕がある状態の時であれば、「歴史民族博物館」の建設もけっして否定はしません。同じ126億という税金を投入する公共事業を行うのでれば、島根県の経済・雇用・県民生活に長期的に役立つ公共事業に私たちの税金を使うべきと思いませんか。
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